Unspeller Japanese Edition


アンスペ英語

日本語版


https://www.createspace.com/5138912

アンスペル英語教育法

英語ほど世界中で多く勉強されている言語はないのですが、言い換えれば、それほど身に付かないということなのです。毎年、世界中で10億人以上の人々が英語の授業を取っていますが、そのうち、ある程度の自信を持って、つまり、言語能力を備えて、読み書きや英会話ができるレベルの英語を習得するのは、かろうじて10人につき1人くらいです。残りの人たちはどうかといえば、英語の勉強が完全に時間の無駄なのです。 これは不必要なことです。というのは、英語は本当にとても簡単な言語だからです。たとえば、中国語、ロシア語、アラビア語よりもはるかに簡単です。これこそ英語がとても役に立つ理由なのです。英語を学ぶ際の課題を難しくしていることはただ一つのこと、つまり、英語の書き方にあります。

英単語はそれらが聞こえるようには書き表されていないのです。ある単語では、それらの綴りは数百年前にどのように聞こえたかを反映しているものがあります。また、別の単語では、綴りが、その言葉の元となった今では消滅した言語において、どのように聞こえたかにもとづいているものもあります。英単語のうちまるまる60%が、規則あるいは取り決めに従っていないのです。このような事情によって、英語の学習は、人間が決まってたずさわることになる、もっとも記憶力を強く要求される課題の一つになっています。このことが意味することは、生徒たちが英語を勉強するとき、その勉強時間の多くは、本当に言語を学んでいるというわけではなく、試験に合格するために気ままな文字の並びを覚え込んでいるということになります。だから、試験が終わると、おそらく生徒たちは学んだことをすべて忘れてしまうでしょう。

さらに悪いことには、このことは、ただ英語を読むくらいのことで英語を話せるようにはなれない、あるいは、英語をただ聴くことで英語を読めるようにはなれない、ということを意味しています。その代わり、書き英語と話し英語を学んで、そして、その二つのことを頭の中でまとめることには、膨大な授業時間が必要です。事実上、それぞれの英単語について、生徒たちは、どのように書いてどのように発音するのかを別々に覚えなければならないのです。

こういうことすべてのもう一つの結果が、もっとも若い生徒からもっとも評判のよい大学教授に至るまで、英語を完璧に話したり書いたりする人はごくわずかということなのです。みんなが、ずっと、間違っているわけです!英語圏の国々の実に半数の人々は、十分に読み書きができず、絶えず人前で恥ずかしい思いをするリスクを抱えています。この状況をなおさら悪くしているのは、英語を話すための正しい方法が1つもないということです。誰にもなまりがありますし。イングランドにあるオックスフォード大学の卒業生は自分たちの英語が完璧だと思っていますが、他の人々は彼らがバカっぽく発音しているように思って、彼らのことを笑います。

こういう状況は、英語を学ぶ日本の生徒たちを大いに悩ませます。というのは、日本人は完璧に物事に取り組むことを誇りに思うあまり、間違えることには臆病だからです。

そこで、アンスペル英語がお手伝いいたします。アンスペル英語では、多分に日本語の仮名のような特別なアルファベットを使うことによって、英単語が耳に聞こえるように書き記され、世界中で、簡単に理解されることになります。ところで、仮名はたいていの音節を含んでいるのですが、それが可能なのは日本語が143ばかりの音節を持つからです。一方、英語には15831もの音節があります。そこでアンスペル英語は母音と子音を別々に示すわけです。アンスペル英語の助けを借りれば、あなたはきっとどんな英単語も正確に発音できるようになります。あなたの目標が会話に使う英語で満足なレベルに到達することならば、従来の英語の正書法では単語がどんなふうに書き記されるのかを覚えることに時間を費やす理由などありません。また、あなたが望むどんな英語のテキストもコンピュータ・プログラムを使ってアンスペル英語に変換出来ますので、あなたが読めば読むほど、あなたが話す英語はますます上達します。

世界中で、数百万人の人々が英語を使って情報交換をしていますが、ほとんどの人は第一言語として英語を話しません。問うてみるべきわかりきった問題はこういうことです。なぜ、何世紀も前の英語を話す人々によってつくられた旧式の規則に従うことに時間を浪費しなければならないのでしょうか?特にその規則は、英語を話す人々にとっても、もはやさほどうまく機能していないのですから。

本書は、12回のショート・レッスンとその後の練習問題を通して、あなたにアンスペル英語の読み方を教えます。本書は誰にとっても、イギリス人にも日本人にも、若者にもお年寄りにも、とてもやさしくなるように構想されています。

アンスペル英語の発明者ドミートリー・オルロフは、エンジニアで、言語学の教育研究者であり、ロシアのサンクトペテルブルクに生まれ、現在、アメリカ合衆国に住んでいます。
 

https://www.createspace.com/5137029